給食のない夏休み。
毎日お腹が空いています。
グッドネーバーズ・ジャパンは、国内外で子どもたちを支援する
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ひとり親家庭をご支援ください。
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美咲さん。中学2年生。
シングルマザーのお母さんと9歳の妹と、3人で暮らしています。
お母さんは、離婚してからパートをして必死に彼女たちを育ててくれています。しかし、生活はとても苦しく、食べものがほとんどない日もよくあります。
特につらいのが、給食のない夏休みです。
美咲さんの、ある夏休みの1日をお読みください。
お母さんが仕事に行った後、妹の杏ちゃんと朝ごはんを食べます。朝ごはんといっても、実際に食べるのは11時頃です。お昼ごはんはないから、なるべく遅い時間に朝ごはんを食べます。
インスタントの麺を妹と半分に分けます。具はありません。
お昼過ぎ。家の中が暑くなってくると、妹と図書館に行きます。家でエアコンを使うと電気代がかかってしまうから。
2時間くらいで妹が本に飽きてしまうので、家に帰ります。
帰り道。妹の杏ちゃんが言います。
「友だちは旅行に行けてうらやましい」
美咲さんは、なんと答えたらいいか分かりません。
午後3時頃。家の中はまだとても暑いです。でも、エアコンはつけずに扇風機だけで過ごします。
お腹も減ってきました。一応、冷蔵庫を見てみますが、食べるものはありません。
妹と水道の水を飲んでがまんします。夜7時過ぎにお母さんが帰ってくるまで、水だけで過ごします。
学校がある時期の週末もこのような感じですが、月曜日の給食があるからまだましです。
でも、夏休み中は月曜日になっても学校も給食もありません。ずっとお腹が空いています。
こんな日が、明日も明後日も続きます。友達は夏休みを楽しんでいますが、美咲さんと杏ちゃんには、夏休みは長過ぎます。
美咲さんは思ってしまいます。
「どうして、私たちだけこんなにつらいのかな」
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